■脊髄小脳変性症(SCD)多系統萎縮症(MSA)について

脊髄小脳変性症(SCD)は、小脳が変性、萎縮していく病気で多くの場合、脳幹・脊髄まで及びます。

進行性で身体のふらつきを伴う歩行困難に始まり、構音障害、書字困難などを発症する病気です。「脊髄小脳変性症(SCD)」は、昭和50年、国の難病に指定され、期を同じくして調査研究班が設置、昭和51年には医療費の公費負担(特定疾患)も受けられるようになりました。  

平成15年、厚生労働省の特定疾患分類変更に伴い、SCDの中からOPCA(オリーブ橋小脳変性症)が多系統萎縮症(MSA)に分類されました。

著作者: 国立病院機構 兵庫中央病院 神経内科医師 二村 直伸

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近畿SCD・MSA友の会